NBR Study Navi 第49号　炎症モデルについて

2020年11月5日 2023年2月28日管理人@NBR

第49号 2020年10月1日営業企画部発行

炎症は損傷や感染などに対する免疫反応であり、自然免疫における一つの重要な要素です。
臨床的な症状は「痛み、浮腫、発熱、発赤」へと移行します。
今回はこれら炎症症状を再現できる各種モデルについて、ご紹介いたします。
ご紹介するモデルは、比較的短期間で結果が得られますのでご検討ください。

1.試験動物
　系統:Crl:CD(SD)ラット、雄
　週齢:5週齢

2.モデル作製方法
　1.5%カラゲニン(λ-Carrageenin)皮下投与による炎症惹起

3.評価項目
　浮腫率(足蹠容積の測定)

1.試験動物
　系統:Kwl:Hartlyモルモット、雄
　週齢:5週齢

2.モデル作製方法
　除毛した腹部に紫外線を照射する

3.評価項目
　紅斑スコア

1.試験動物
　系統:LEW/CrlCrljラット、雄
　週齢:6週齢

2.試験スケジュール
　

3.評価項目
　浮腫率(足蹠容積の測定)、関節炎症状スコア、病理組織学的検査

マウス・ラット後肢足蹠浮腫容積測定装置
（TK-101CMP、有限会社ユニコム）

足浮腫に対するインドメタシンの予防効果

足浮腫に対するメトトレキサートの予防効果

1.試験動物
　系統:Crl:CD(SD)ラット、雄
　週齢:12週齢

2.モデル作製方法
　麻酔下で背部に切創を作製する

3.評価項目
　創耐張力の測定

創傷治癒測定用引張試験機
（TK-251、ユニコム社製）

Navi 10月号(第49号)紙面のPDFファイルはこちらよりご覧いただけます。