NBR Study Navi 第50号  シストメトリー法を用いた膀胱機能評価

第50号 2020年11月2日 営業企画部発行

1. STZ誘発糖尿病ラットにおけるシストメトリー

動物 Slc:Wistar、雄、8週齢
モデル作製方法 STZ40mg/kgを静脈内投与し、投与後1,2及び4週に評価
評価項目 排尿までの時間、最大膀胱内

2. 間質性膀胱炎モデルラットにおけるシストメトリー

動物 Crj:CD(SD)、雌、8週齢
モデル作製方法 5%マスタードオイルを注入することで膀胱炎モデルを作製し、作製後10日に評価
評価項目 膀胱容量、排尿量、最大膀胱内圧、残尿量

3. 正常ミニブタにおけるシストメトリー

動物 ミニブタ、雌、7~9ヶ月齢
モデル作製方法 Isoproterenol(非選択的β作動薬)
評価項目 膀胱容量、排尿量、残尿量、排尿圧

オンラインセミナーのご案内

当社では約30年前に薬効薬理試験の受託を開始した当時から、中枢神経系の薬理試験に注力してきました。時を経て医薬品開発の風潮が変遷する中、中枢神経系疾患は未だアンメットメディカルニーズが高く、現在も活発に開発されている領域です。この度、中枢試験、とりわけ精神および行動の障害をテーマにした「無料のオンラインセミナー」(Microsoft Teamsを使用)を下記の通り配信いたします。是非ご視聴ください!

12月4日(金) 15:00~16:00
「精神疾患動物モデルのご紹介」-背景データからみえてくるモデルの妥当性- 統合失調症及び気分障害を中心に

〈セミナー概要〉
当社が提案する中枢神経系の精神および行動の障害モデル、中でも今回は特に統合失調症、気分障害を 中心にご紹介させていただきます。統合失調症には様々な病態仮説が提唱されています。ヒトの疾患の複雑さゆえに、いずれの仮説も一つだけでは疾患を説明することはできないものの、病態の一面を理論的に説明することができます。このため、これらの仮説を基に動物モデルを作製し検証してきました。本セミナーにおいては、各仮説に基づいた動物モデルをご紹介させていただきます。うつ病は社会的負担の大きい疾患の一つです。うつ病は症状及び原因の多様性から、治療薬の有効率がそれほど高くなく、今後も継続して病態解明、治療薬開発が続けられるべき分野です。当社では、様々 なモデルを提供しております。外科的、社会的に作製したモデルを中心にご紹介させていただきます。

※セミナーの視聴には事前申し込みが必要です。
申込方法 : ホームページまたは、所定の参加申込書
申込締切日: 2020年12月2日(水)

ダウンロードのご案内

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