NBR Study Navi 第43号　第93回日本薬理学会年会にて発表予定であった演題のご紹介

第43号 2020年4月1日 営業企画部発行

第93回日本薬理学会年会（3月16-18日）のパシフィコ横浜における開催が大変残念なことに中止（紙上開催※）になりました。NBRでは2演題の発表を予定しておりましたので、その演題をご紹介致します。

※第93回日本薬理学会年会のWEB上にて演題番号から検索・閲覧できます。

加齢無菌マウスを用いた脳機能評価
（演題番号：2-P-179）

若齢無菌マウス（8週齢）、加齢無菌マウス（72～75週齢）、加齢SPFマウス（74週齢）を使用し、新奇物体認知試験を行った。

加齢SPFマウス、加齢無菌マウスおよび若齢無菌マウスの獲得試行（a）および保持試行（b）の合計探索回数に対する合計探索回数の割合

気管内噴霧スプレーを用いた慢性閉塞性肺疾患モデルの確立
（演題番号：3-P-308）

マウスの気管内に気管内噴霧スプレーを用いてエラスターゼ及びLPSを投与し、慢性閉塞性肺疾患（COPD）モデルを確立した。

エラスターゼ投与3週間後の肺の病理画像

BALF中の白血球数

過去の日本薬理学会年会発表一覧

過去5年の発表演題をご紹介します。

第92回　日本薬理学会年会

• 6-OHDA片側破壊ラットを用いたレボドパ誘発性ジスキネジアモデルに対する5-HT_1Aアゴニストの作用
• HiCEPを用いた虚血性急性腎障害におけるagmatineの腎保護メカニズム解析
• in vitroおよびin vivoでのHelicobacter pyloriに対するMAX-PROBIOの阻害効果
• αシヌクレイン脳内投与による認知機能障害モデルマウスの確立

第91回　日本薬理学会年会

• Availability of aged C57BL/6J mice as aging model（C57BL/6J マウスの老齢モデルとしての有用性）

第90回　日本薬理学会年会

• 症候性自閉症モデル動物の行動評価- (1)
• 症候性自閉症モデル動物の行動評価- (2)
• ブレオマイシン誘発肺線維症モデルの呼吸機能と線維化スコアとCT画像との関係
• マウス一側腎尿管結紮 (UUO) モデルのCTイメージングによる新しい定量的評価
• ループス腎炎モデルにおけるアスタキサンチン、シクロスポリンA、ベタメタゾンの予防効果
• マウスを用いたαシヌクレイン脳内投与モデルの確立

第89回　日本薬理学会年会

• Slukaモデルラットの不安様症状と脳内神経伝達物質の変化
• 高脂肪負荷SHRラットを用いた筋肉減量モデルの運動負荷の効果
• 造影剤誘発腎障害ウサギに対するagmatineの効果
• 実験的自己免疫脳髄炎におけるベタメタゾンの治療的効果

第88回　日本薬理学会年会

• PS2APPマウスとAPPマウスの周辺症状、学習脳及び海馬神経伝達物質の比較検討
• エトレチナートのイミキモド誘発乾癬モデルに対する作用
• ミニブタ虚血性腎不全モデルの各種パラメータの推移
• マウスを用いた廃用性筋委縮モデルに対する運動負荷及びクレンブテロール投与の有効性
• 慢性緩和ストレスモデルにおける抗うつ薬の効果
• 加齢性難聴（AHL）系統であるC57BL/6Jマウスにおける聴覚毒性薬物または抗酸化物質の影響
• ベタメタゾンは実験的自己免疫性脳髄炎における脱髄および炎症を抑制する

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