NBR Study Navi 第104号　プロピオン酸投与による自閉症様モデル

第 104 号 2025 年 5 月 1 日 営業企画部発行

プロピオン酸投与による脳での炎症惹起で発症する自閉症様モデル試験のご紹介です。 詳細についてのご質問や相談がありましたらお気軽にお問合せください。

スケジュール・試験方法

使用動物：ラット
誘発物質：プロピオン酸（PPA）
比較対照物質：オキシラセタム
誘発方法：PPA を 1 日 1 回、3 日間経口投与
評価項目：・Social interaction試験
　　　　　・Y 迷路試験（自発的交替行動試験）
　　　　　・高架式十字迷路試験
　　　　　・脳内神経伝達物質含有量測定
　　　　　（モノアミン及びその代謝物、アセチルコリン及びグルタミン酸）

結果

Social interaction試験
PPA の投与によって社会性行動が著しく低下した。

試験スケジュール

脳内神経伝達物質含有量測定
PPA の投与によって脳内のアセチルコリン含量が著しく減少した。

Value are expressed as the mean ± SE.（n=8）.
*p<0.05, **P<0.01 vs. control,
#p<0.05, ##P<0.01 vs. propionic acid

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第104号　プロピオン酸投与による自閉症様モデル