vivo第97号 NBRの疼痛評価試験

vivo 2015年10月号(第97号)2015年10月1日 業務企画部発行

-in vivoからin vitroまで様々な種類の疼痛評価を実施します-

当社では、薬剤誘発炎症性疼痛や各種病態モデルを用いた神経障害性疼痛を有する試験系を有しており、評価方法として、コールド・ホットプレート、von Freyや誘発電位など幅広い評価方法を実施しています。最近では、薬物の有効性評価だけではなく、副作用評価、作用機序を検証するようなin vitroの評価、疼痛が起因となる2次的なうつや睡眠障害など、目的に応じた評価方法をご提案しています。

In vivo

モデル 動物種 評価項目
圧刺激試験 ラット 疼痛閾値(Randall-Selitto,RS)
アジュバント関節炎疼痛試験 ラット 圧刺激
アジュバント疼痛過敏試験 ラット 熱刺激(秒)、機械刺激(RS)、圧刺激
坐骨神経結紮(Bennett)試験 ラット 熱刺激(秒)、触刺激(VFH)
L5結紮(Chung)モデル試験 ラット 熱刺激(秒)、触刺激(VFH)
抗がん剤(Oxaliplatin)投与による抹消神経障害性疼痛試験 ラット 触刺激(VFH)、Cold allodynia(Cold plate)
カプサイシン貼付疼痛過敏試験 ラット 熱刺激(秒)、触刺激(VFH)
卵巣摘出疼痛過敏試験 ラット 熱刺激(秒)、触刺激(VFH)
線維筋痛症(Sluka)モデル試験 ラット 触刺激(VFH)
マウス間歇寒冷ストレス(ICS)モデル マウス 圧刺激
酢酸ライジング試験 マウス、ラット ライジング回数
アセチルコリンライジング試験 マウス ライジング回数
膀胱痛モデル マウス 行動
三叉神経または歯髄神経刺激誘発電位に対する試験 ウサギ 体性感覚野誘発電位
偏頭痛モデル ラット 血管径

In vitro

モデル 動物種 評価項目
ラットDRGの細胞内電位抑制作用 ラット 細胞内電位
ラット皮膚筋神経標本からの単一神経刺激による抑制作用 ラット C線維のスパイク数
ラット脊髄神経根またはウサギ迷走神経の細胞内電位抑制作用 ラット、ウサギ 細胞内電位

ラット線維筋痛症(Sluka)モデル

機械刺激逃避閾値(von Frey Filament test)

vivo97-1

マウス坐骨神経部分損傷モデル(PSL:Seltzerモデル)

熱刺激反応潜時(Plantar test)

vivo97-2

抗がん剤投与による末梢神経障害性疼痛モデル

機械刺激逃避閾値(von Frey Filament test)

vivo97-3
vivo97-4

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