vivo第81号 マウスを用いるピロリ菌感染実験のご紹介

vivo 2014年6月号(第81号)2014年6月1日 業務企画部発行

当社ではマウスに感染するピロリ菌(H.pylori)を導入して感染実験を開始しました。これまで、ピロリ菌感染実験といえばスナネズミが使用されていますが、実験動物としては汎用性がなく、利用しにくい面がありました。
この度、抗体価が測定でき、より使い易いマウスを用いてピロリ菌感染胃炎に対する薬効評価が可能になりましたのでご紹介いたします。

実験方法

vivo81-1

Wikipedia より
ピロリ菌の電子顕微鏡写真

ピロリ菌は、ヒトの胃に長期間感染することで胃炎、胃潰瘍、胃がんの原因にもなることが知られています。

マウス胃部の肉眼観察写真

(接種後3ヶ月)出血痕が認められる

抗体価推移

vivo81-4

第41回 日本毒性学会学術年会

当社発表演題一覧

2014年7月2日(水)〜4日(金) 神戸国際会議場

演  題:CT撮影装置を用いたミニブタの体表面積の計測(その2)

演題番号:P-26

発表日時:7月2日(水) 16:30〜17:30 質疑・応答コアタイム

口  頭:7月2日(水)  9:00〜11:56 発表時間8分 神戸国際会議場5階502

演  題:ミニブタを用いた虚血性急性腎不全モデルの確立

演題番号:P-116

発表日時:7月3日(木) 17:00〜18:00 質疑・応答コアタイム

演  題:ミニブタとウサギを用いた皮下刺激性の検討

演題番号:P-119

発表日時:7月3日(木) 17:00〜18:00 質疑・応答コアタイム

演  題:Göttingen minipig における血液及び血液生化学検査値の採血条件による比較検討

演題番号:P-112

発表日時:7月3日(木) 17:00〜18:00 質疑・応答コアタイム

演  題:ミニブタにおける心電図の背景データの解析及び他動物との比較

演題番号:P-113

発表日時:7月3日(木) 17:00〜18:00 質疑・応答コアタイム

演  題:ミニブタにおけるSodium Iodate による網膜毒性の検出について

演題番号:P-117

発表日時:7月3日(木) 17:00〜18:00 質疑・応答コアタイム

演  題:実験的乾燥皮膚モデル動物における角質水分量及び皮膚蒸散量の日内変動について

演題番号:P-248

発表日時:7月4日(金) 13:30〜14:30 質疑・応答コアタイム

〜〜〜〜〜関連演題〜〜〜〜〜

演  題:ミニブタを用いたテレメトリー試験におけるQT延長作用薬への反応性及びデータ取得条件が各種データに及ぼす影響の検討

演  者:アステラス製薬(株) ※試験実施場所:(株)日本バイオリサーチセンター

演題番号:P-114

発表日時:7月3日(木) 17:00〜18:00 質疑・応答コアタイム

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