vivo第32号 ミニブタ特集号―その1―

vivo 2010年5月号(第32号)2010年5月1日 業務企画部発行

今月号から7月号までの3号に渡り、NBRのミニブタの歴史から、
最近の試験の傾向まで、Q&Aにてお答えします。

1.NBRがミニブタ試験に力を入れているのは何故ですか?

私たちは動物実験の役割は人への外挿性を究めることと理解しています。その点でミニブタは皮膚、消化管、心臓などで人を外挿しやすい組織や器官を有しているからです。

2.1年間にどの位のミニブタ試験を実施していますか?

昨年度は29試験実施しました。ミニブタ試験1995年から実施し、過去15年間132試験の試験を実施しています。

3.1年間にどの位のミニブタを使用していますか?

昨年度は167頭のミニブタを購入し、薬理および安全性試験に供しました。

4.NBRが使用しているミニブタの系統はなんですか?

NIBSGöttingenの2種類です。前者は国産、後者はデンマーク産です。
試験の目的に応じて使い分けをしています。

5.ミニブタの飼育は難しいですか?

ミニブタはストレスに弱く、飼育にはハードおよびソフト面できめ細かい対応が必要です。また、イヌが常在菌として保有しているBordetella菌はミニブタに感染するなど、ミニブタと他の実験動物を同じ施設で飼育すると有害な菌やウイルスに感染する危険性があります。
こうした理由から当社はミニブタ専用の試験施設を設け、各種試験を実施しています。

お知らせ

2010年6月16日(水)〜18日(金)の3日間
沖縄県(沖縄コンベンションセンター)で行われます、
第37回 日本トキシコロジー学会に於いてポスター発表および企業ブース展示いたします。

演題番号:P162
演 題 名:ミニブタを用いた各種外用剤の皮膚刺激性試験(その6)
     ―NIBSとGöttingen系の系統差間の比較―
日  時:2010年6月18日(金) コアタイム13:15〜14:30

ダウンロードのご案内

VIVO5月号(第32号)紙面のPDFファイルは こちら よりご覧いただけます。