vivo第23号 PLNA、LLNAについて

vivo 2009年8月号(第23号)2009年8月1日 業務企画部発行

抗原性試験の代替法であるPLNAおよび皮膚感作性試験の代替法であるLLNAについて紹介します。
PLNAおよびLLNAの長所として、いずれも1週間以内で結果が得られることから、スクリーニング試験としてよく採用されています。

PLNA

BALB/c系雄性マウスの足蹠に被験物質を皮下投与する。他方の足には媒体を投与する。
1週間後に、膝下リンパ節を摘出し、そのリンパ節重量およびリンパ節中の細胞数を測定する。
フローサイトメーターでT細胞とB細胞の比率を測定する。
リンパ節重量の増加、リンパ節中の細胞数の増加、B細胞の比率の上昇がみられた場合を陽性と判断する。

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LLNA

CBA/J系雌性マウスの耳介背部に被験物質を塗布する。この操作を3日間繰り返す。
初回投与後4日に3H-methyl thymidine溶液を静脈内投与し、5時間後に耳介リンパ節を摘出する。翌日シンチレーションカウンターで放射活性を測定する。
放射活性が、溶媒群に比して3倍以上のものを陽性と判断する。

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