vivo第14号 今回は中枢試験でオファーの多い“不安”動物モデルの一つをご紹介します。

vivo 2008年11月号(第14号)2008年11月1日 業務企画部発行

<恐怖条件付け試験>

防音箱内の底に設置された金属グリットからの電気刺激(恐怖条件付け)によって生じる状態(無動)を“不安”とみなし、被験物質の抗不安作用を評価します。

【試験系】

動物:C57BL/6N CrlCrlj♂マウス、11週齢(使用時)

【試験方法】

マウスを電気刺激装置に入れ、ブザーの後に電気刺激を行う。その操作を繰り返し、ブザーを鳴らした後の無動時間(不安で体が硬直して動かない時間)を測定します。

【測定項目】

無動時間

【投与期間】

7日間

<測定装置>

フェアードコンディション計測装置・防音箱内は底に通電のための金属グリットを設置した箱であり、マウスが動いた時のモニター画像のズレを検出し、無動化を自動的に測定する。

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【試験結果】

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その他“不安”モデルには嗅球摘出ラットを用いた高架式十字迷路試験などがあり、目的によって選択致します。

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