vivo第67号 易感染モデルを用いた感染実験のご紹介

vivo 2013年4月号(第67号)2013年4月1日 業務企画部発行

感染実験では、試験の目的に合わせた「易感染モデル」を用いる試験が多くあります。正常動物では細菌やウイルスなどの病原体が感染し難いため、免疫抑制剤などを投与した後に病原体を感染させる易感染モデルを作製して、各種検体の感染に対する予防効果試験あるいは治療効果試験を実施します。また、安全性の分野では、免疫毒性試験の一つとして易感染モデルを利用した宿主抵抗性試験を実施しています。

生存率

ウイルス生産量

プレドニゾロンで処理した免疫抑制マウスにインフルエンザウイルスを感染させたモデルを用いた免疫グロブリン製剤による感染防御効果の確認(角田秀信 他. 薬理と臨床、22(3)、161~168、2012:より抜粋

インフルエンザ感染試験(第51号)はこちらでご覧になれます

お知らせ

第87回 日本感染症学会学術講演会・第61回 日本化学療法学会総会 合同学会において、ポスター発表を致します。
  2013年6月5日(水曜日)・6日(木曜日) パシフィコ横浜
  演題:モルモットを用いたヒトインフルエンザウイルス空気感染に対する
     クリスタルヴェール®マスク菌24の感染防御効果
  演題:実験的インフルエンザウイルス感染に対する献血由来静注人免疫
     グロブリン(IVIG)のin vitro 及び in vivo 感染防御効果

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