第11号 2017年8月1日 営業企画部発行

ヒトにおける皮膚炎疾患の多くは、ハウスダスト、花粉、細菌、ダニなどが原因となって発症するアレルギー反応性炎症が多くを占め、そのアレルギーの種類によってⅠからⅣ型に分類されます。皮膚炎に対する薬物の効果を非臨床モデルで評価する場合、各種モデルの性質を十分把握して選択する必要があります。また、皮膚の炎症はかゆみを伴うことから、患部を悪化させるため、かゆみを抑えることも重要な薬物の作用となり得ます。
日本バイオリサーチセンターでは、様々な誘発物質を用いた各種皮膚炎の評価モデルを取りそろえています。

使用動物/モデル 誘発物質 評価項目
マウス/乾癬モデル イミキモド 耳介厚測定、皮膚炎スコア、病理組織学的検査
NCマウス/アトピー性皮膚炎モデル ダニ抗原
PiCl
皮膚炎スコア、lgE測定、掻痒行動回数、
病理組織学的検査
ミニブタ/接触性皮膚炎モデル DNFB 皮膚炎スコア、病理組織学的検査
マウス/接触性皮膚炎モデル PiCl
オキサゾロン
クロトン
耳介厚測定、耳介重量測定
マウス/掻痒モデル ヒスタミン
サブスタンスP
compound 48/80
掻痒行動回数

マウス/イミキモド誘発乾癬モデル

【試験方法】

試験動物:マウス、5週齢、雄
n数:8匹
誘発物質:イミキモド


NCマウス/アトピー性皮膚炎モデル

NCマウスを用いた、ダニ抗原軟膏あるいはPiCl誘発によるアトピー性皮膚炎モデルを実施しています。

HE

無処置

惹起対照

プロトピック軟膏

NCマウスを用いたダニ抗原連続塗布によるアトピー性皮膚炎モデルの背部皮膚の病理組織写真(HE染色×200)

接触性皮膚炎モデル

ミニブタ

DNFB(ジニトロフルオロベンゼン)塗布による接触性皮膚炎モデルを実施しています。

ミニブタのDNFB誘発アレルギー性皮膚炎に対する各種薬物の作用
* p<0.01: 無処置と比較して有意差あり
# p<0.05、 ## p <0.01: 白色ワセリンと比較して有意差あり

マウス

PiCl(塩化ピクリル)塗布による接触性皮膚炎モデルを実施しています。

マウスの耳介浮腫に対する薬物の影響

マウス/掻痒モデル

ヒスタミン,サブスタンスP,コンパウンド48/80で誘発する掻破行動誘導モデルをスクリーニング試験として実施しています。

ヒスタミン誘発掻破行動モデル(n=10~)

サブスタンスP誘発掻破行動モデル(n=10~)

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Navi 8月号(第11号)紙面のPDFファイルは以下のリンクよりご覧いただけます。
http://www.nbr.co.jp/files/pdf/Navi_201708_011.pdf