| 【演題】 |
パン酵母由来β-1,3/1,6-グルカンのアトピー性皮膚炎に対する作用 |
| 【発表者】 |
平澤 康史1)、豊吉 亨1)、吉田 益美1)、久木 浩平1)、渡辺 洋2)、増田 佳史3)、岡 治3)、藤田 剛3)
1) 株式会社日本バイオリサーチセンター、2) エスケーフーヅ(株)、3) オリエンタル酵母工業(株) |
| 【目的】 |
すでにパン酵母由来精製β-1,3/1,6-グルカン(BBG)の鼻炎に対する有効性を確認し報告している。今回、アトピー性皮膚炎への有効性を確認する目的で、BBGを持続的に投与し、皮膚炎の発症予防および治療効果の有無について検討した。 |
| 【方法】 |
PiCl誘発NCマウスにBBGの1%または5%配合飼料を88日間(感作前24日、誘発期間36日、誘発期間終了後28日)混餌投与し、皮膚炎所見および血中Total IgE量の変化を指標とした。 |
| 【結果】 |
BBG 1%群の皮膚炎スコアは、Control 群と比較して低値で推移し、投与53および88日で有意差が認められた。また、血中のTotal IgE 推移についても投与74日以降で、Control 群と比較して低値で推移し、投与88日の抑制率で有意差が認められた。BBG 5%群の皮膚炎スコアは、Control 群と比較して低値で推移し、投与53、74および88日で有意差が認められた。また、血中のTotal IgE推移については有意差は認められなかったものの投与74日以降で、Control 群と比較して低値で推移した。
これらのことから、BBGを日常的に摂取することで、IgE の過剰産生を抑制し、また、過剰なIgEを減少させることにより、アトピー性皮膚炎症状を軽減することが期待できる。 |